凪のあすから 1話 ネタバレあり感想
(以下ネタバレ)
■ジャンルは?
海SF(遠未来、種が生物工学により変化したあと、
文明の断絶が起きて、再び21世紀レベルの文明まで復興した状態)とも、
単なるちょっと違う異世界ファンタジーとも解釈できるけど、
最初にどっちか区別する意味はあまりないかも。
■NTR疑惑
ラブストーリ面は気になる点が。
紡が登場した瞬間から、紡にまなかが取られる感がありありなのは好みじゃないなー。
異種ボーイミーツガールによる幼馴染三角関係の変化を含めた群像劇、とか、最終的に結ばれる者同士の視点からのラブラブ、みたいなのが好み。
感情移入した人物どうしが結ばれるほうが楽しいじゃないすか。
もちろん、悲劇的に別れてendもいい。
感情移入したヒーローから他の端役にヒロインが奪い去られて終わりっていう、「サラマンダーより、ずっとはやい!!」メソッドはトラウマ。
■感情移入の経緯と、それによる受け取り方の変化
まなかを想う光、に感情移入してたのよね。
モノローグ、まなかと光のものがメインなので。
紡はモノローグが一切ない。何を考えているかわからない、視聴者からも他者として描かれてる、と感じた。
そうすると、「なんか知らない奴にまなかが取られる」感がひどくて、
ひっかかる。
■この先どうなるの
ちさきの光への想いや、それを知る要のおそらく秘められた真意なども含めて、
どう転んでも話は整合とれるだけに、紡にまなかが取られて終わる展開も可能性は高い。
光の心境の変化、成長は、ちゃんと描かれるか?この観点のラブストーリでそういうのって描かれたっけ?あまり記憶にない。
この先、取られて終わるだけじゃ、読む方としては、ちょっとやりきれない感ある。
それを予想すると、このまま観たもんかなあ、とちょっと迷う。
1話では4人の心情にスポットを、2話からは紡の心情にもスポットを、という予想もできるので、楽観要素もある。
■感情移入させる手法
誰に感情移入させるか、って、みせ方でコントロールできるのよね。
例えば、まなかのモノローグオンリーにして、光と紡を同列に描写してしまえば、そういう感覚は薄まるし、冒頭に紡の日々の労働シーンと出会いのシーンを持ってくれば、紡側への感情移入の機会もできて、違和感は減る。
光に感情移入させた上で、こういうもやもやを抱かせるところまで狙ってる可能性はある。
■まとめ
1話だけだとなんとも言えないので、2話を観てから考えよう。