劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語 ネタバレあり感想

(以下ネタバレ)

 

■話の流れ

虚淵が上げて落として上げて落としたー!?(ガビーン

 

・続編必須だろこれ!完結すると思ったから一瞬ポカーンだったわ!

 でも続編が観たいわ!激しく観たいわ!

 ・ラストのボッコボコなキュゥべえは、次回作への伏線だね。

 

・でも、ここでエンドとしても、良い終わらせ方なのよね。

 ・ほむら、傍目にも幸福には見えない彼女かわいそう。

  ・でも、ある意味幸福なのでは?まどかが生存しているんだから。

 ・まどかがすぐアルティメットになりかけたり不安定だから、これから波乱や破局や崩壊があるで!

 ・いろんな解釈、妄想ができるよね。

 

■ほむらの意図

虚淵すげーな!本気で悪が勝つエンディングにしやがった!

 

 ・この場合の悪とは、まどか本人の一部の意志を無視し、おそらく他にも世界にいろんな悪影響を与えている(きっと続編で語られると思っているが、各人の解釈に委ねるともとらえられる)、いろんな行為を行ったことについて。

 

 ・花畑での本物まどかの本音の一部(ひとりぼっちは嫌だ)を聴いたら、そりゃまどかを一人にはしたくないよね!まどかを愛してるならね!

 

・ほむらにとって、まどかが人間として生存する状態は何よりの望み、なのかね。

 ・「まどかが生きてさえいればまどかの幸せ」という望みか。

 ・「概念まどか」は、ほむらにとっては望まぬ状態か。

 

・ただ、悪が勝つといっても、ほむらがずっと勝利し続けるわけではなくて、崩壊をはらんでたり、何が起こるかわからない状態は続くよね。

 ・病んだ目のほむら。ほむらにとって、それは幸福なの?勝ってないよねある意味。

 

■アクション

ガン=カタのシーン、最高だ!何度も観たい!

 ・叛逆。リベリオンだねえ!

  ・ほむらがまどかに叛逆する話なんだよねー。

   最後の、ルール(円環の理)を大事にするか、って話もね。

ティロ・フィナーレが南斗列車砲になってるー!?(ガビーン(違います

 

■いろいろ

・全員が、偽物や幻ではなく、ちゃんと本物、召喚された本物、ってのは、なかなか重要なポイントだと思う。人物たちの物語に強い芯を通す意味でも。

 

・密度が高い、というかイベント量、感情揺れ動き回数、上げて落とす回数が多くて、とてもよかった!

 

・いろんなイベントで、「まさか続編でこんなことはやらないだろう」って思ってたことがいろいろ実現されてて、意外にも夢がかなった感がいろいろあって楽しかった。

 

・だんだんと記憶が戻ってゆくほむらたち。犯人探しミステリ風にも楽しめて、良かった。

 

・ほむらを三つ編みにしてゆくまどかのシーンも印象的だった。

 

・さやかとベベ(なぎさ)が正体を明かしたあたりは盛り上がった。涙腺刺激された。過去に遡っていろんな因果律も法則も変わった世界だけど、彼女らが「魔女になった」その上で「円環の理に導かれ、この世の外の存在になった」というのは、変わらないんだよねぇ。悲しいけど。その悲しさの上で、この展開があった、ってところに涙腺刺激された。

 

・ほむらは、悪魔ってわかりやすく自称してたけど、law-chaosのchaosってのがしっくりくる。混沌をもたらすもの。

 ・あるいは人間そのものよね。人間の業。愛する人とずっといたい欲望。

 

キュゥべえかわいい。パンフによるとリニューアルデザイン。

 

■その他

・パンフがいい副読本になってた。パンフにそういう情報があるのは珍しいんじゃないかな。